320 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 11:33:53.89 ID:fCRldZSF0
おまたせして申し訳ナス
まとめの製作者さん、保守人激しく乙!
つか読みづらいの俺のせいだすまんこ…
読みやすいように気遣って書いていこうと思いま
322 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 11:38:40.09 ID:fCRldZSF0
('A`)「…」
( ^ω^)「…」
(・∀・)「はい、じゃあ今日はちょっと早いけどここでお終いにしまーす。号令〜」
きりーつ
れーい
ガヤガヤ…
( ^ω^)「やっと授業終ったお、あとはHRだけだお」
('A`)「ヘヘ、楽しみだなぁ。スタジオか…どんなとこなんだろうなぁ」
( ^ω^)「きっとプロのミュージシャンとかもいるようなとこですごいとこなんだお!」
('A`)「そんなとこで練習してるなんてすげぇよなぁ」
ブーンとドクオはまだ行った事の無い「スタジオ」という所がどういうものなのか
想像を膨らまし、胸をはずませていた
326 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 11:51:11.33 ID:fCRldZSF0
5分後 担任のモナーが教室へ入ってきた
( ´∀`)「ホームルーム始めるモナー」
教室内はもう授業が終ったということでみんなすっかり和んでいた
( ´∀`)「高校の授業はどうだったモナ。これからも頑張ってくモナ」
まだ高校生活は始まって3日目。徐々にではあるがクラスメイト達もお互いに打ち解けてきていた。
( ´∀`)「そうそう、新入生を狙って他校の生徒がカツアゲをしたりよからぬ事をしたりする事があるモナ
おまえ達もなるべく一人で帰らずに友達と帰れモナ。何かあったらすぐに学校に連絡するように」
ブーン達の通うVIP高校はニュー速区の中にある。
ニュー速区は他の地区に比べ高校が多く、VIP高校の近くにはラウンジ高校
ガイドライン高校、厨房高校などがある。
( ´∀`)「あとはタバコとバイク通学。今日早速バイク通学で捕まったアホがいたモナ
近くにいくとタバコ臭い奴もいるし、バレたら即停学だから絶対にやめろモナ」
( ^ω^) 「早くHR終わらないかおwwwww」
ブーンは人事のように話を聞きながらソワソワしていた。
328 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:01:30.55 ID:fCRldZSF0
( ´∀`)「じゃ、ホームルームお終い。あ、掃除当番まだ決めてなかったモナ。」
モナーは出席簿を見る
( ´∀`)「んー…ジョルジュの後ろ6人!今日はお前らやっとけモナ」
( ゚∀゚)「え〜?!そんなの横暴だぁ!」
( ´∀`)「どうせいつかまわってくんだモナ。明日はその後ろ6人にやらせるモナ。順番だから文句いうなモナ。じゃあ号令」
きりーつ
きをつけー
れーい
ガタガタガタガタ
( ^ω^)「よし終わったお!早速ショボンさんに電話するお」
_,,,,....-----、-‐‐‐-、
=ニ_...,,__,..-‐'´‐‐--、 ヽ
〈ェ _,,ェェ,,冫/\ 冫
/(・|,, /・)> ヽ___ /
/〈~、 '。゚, ̄i `,r`i
|::rニ、 / ( / <とぅるるるるー
|::`こ' / /入|
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330 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:09:04.32 ID:fCRldZSF0
( ^ω^)「…出ないお、まだHR中かもしれないからどっかで待つお」
教室内は掃除当番が机を後ろに片付けはじめていた。
( ^ω^)「ありゃ、ドクオはどこいったお」
ドクオは机を片付けている最中だった。
( ^ω^)「ドクオなにやってんだお」
('A`)「おめぇーがなにやってんだよ。ほら、さっさと手伝え」
( ^ω^)「メンドクサスwwwブーンに手伝う義理はないお。それより早くスタジオ行くお」
('A`)「おめぇーも掃除当番だろ!!!」
(;^ω^)「え?!ちょwwwwきいてないおwwww」
('A`)「おまえが聞いてなかっただけだろ…ほら、さっさと終わらすぞ…」
( ^ω^)「早くスタジオ行きたいのにお…」
ブツブツ言うブーンであったが、ショボンと連絡も取れていないしスタジオがどこにあるのかもわからなかった。
332 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:15:34.28 ID:fCRldZSF0
( ゚∀゚)「はい、ホウキ」
('A`)「おぉ…サンクス」
( ^ω^)「ありがとお」
ジョルジュの席は教室の一番前で、丁度その後ろだったブーンとドクオ達が掃除当番の貧乏くじを引いた形になった。
('A`)「…」
( ^ω^)「…」
ブーン達はまだジョルジュと会話をしたことがなかった。
お互い黙ったまま床をホウキで掃く。
少し気まずいような空気が漂う。
がその空気を読んでかジョルジュが開口した。
( ゚∀゚)「二人はどこの中学だったの?」
( ^ω^)「あ、二人とも同中でワロス中学出身だお」
初日のオリエンテーションでクラス内自己紹介をしたのだったがそれでもジョルジュは質問した。
こんなような話題が無難だと思ったのだろう。
333 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/03/10(金) 12:18:30.05 ID:KDZ25An+0
じょ、ジョルジュがおっぱいを語らない…!!!
334 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 12:20:29.32 ID:fCRldZSF0
>>333
今おっぱいネタにしようかどうか迷ってたwwwwwwwwwwwwwwww
337 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:23:58.52 ID:fCRldZSF0
( ゚∀゚)「へぇ〜、同じクラスでよかったねぇ。俺はモエス中学なんだけどモエ中から来たの俺だけなんだ」
( ^ω^)「モエス中学ってどこにあるんだお」
( ゚∀゚)「結構遠くて…電波区の方なんだ」
( ^ω^)「電波区って…テラ遠いお。家から何分かかるんだお」
( ゚∀゚)「あ、親の都合でこっちに越すことになったからさ。だから家は近くなんだ」
( ^ω^)「そうなのかお。ブーンは生まれも育ちもニュー速だお」
('A`)「…」
少し会話に混ざりづらいドクオ
338 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:28:30.41 ID:fCRldZSF0
( ^ω^)「ドクオもなんかしゃべれおwww」
('A`)「あ、ああ…」
( ゚∀゚)「ドクオ君は部活何にするか決めた?」
ジョルジュはあまり人見知りもせず誰とでも仲良くなれるような明るい性格だった。
('A`)「まだ決めた訳じゃないけど…たぶん…軽音…かな」
( ゚∀゚)「え?!軽音?へぇ〜!じゃあバンドやるんだねぇ!」
( ^ω^)「ジョルジュ君は部活決めたのかお?」
( ゚∀゚)「うーん…まだぜんぜん決めてないんだ。部活よりバイトしようかと思って」
('A`)「…」
その言葉に少しドクオが反応する。
341 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:33:40.48 ID:fCRldZSF0
( ^ω^)「ブーンは働いたら負けだと思ってるからバイトなんて偉いお」
( ゚∀゚)「ん…でもなんとなくやりたいだけだからw」
('A`)「…」
ドクオは黙ったままちりとりでゴミを集め始める。
('A`)「よし、あとは机戻して終わりだな」
( ゚∀゚)「あ、ゴミ捨ては俺が行ってくるよ」
('A`)「いいのか…?」
( ^ω^)「なんだか申し訳ないお」
( ゚∀゚)「いいよいいよ!じゃあ行ってくるね!」
そういってジョルジュはゴミ箱を持ちゴミ捨て場へと向かった。
( ^ω^)「ジョルジュ君いいやつだお」
('A`)「気さくなやつだな…」
344 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:41:40.69 ID:fCRldZSF0
あらかた机を元に戻し、ホウキをロッカーに閉まっていた時に
ブーンの携帯電話が鳴った。
( ^ω^)「お、きっとショボン先輩だお」
ピッ
(´・ω・`)}「やぁ」
( ^ω^)}「どうもですお」
(´・ω・`)}「なかなかホームルーム終わらなくてね、今から出るとこなんだ」
( ^ω^)}「どうすればいいですかお」
345 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 12:42:08.53 ID:fCRldZSF0
(´・ω・`)}「うーんと、いもうと駅の近くなんだ」
( ^ω^)}「じゃあ、いもうと駅に行けばいいですかお」
(´・ω・`)}「うん、東口にいてくれるかな?」
( ^ω^)}「わかりましたお」
(´・ω・`)}「じゃあまたね、着いたら連絡して」
( ^ω^)}「はいですお、じゃあまたですお」
ピッ
( ^ω^)「ドクオ、いもうと駅に向かうお」
347 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 12:49:08.72 ID:fCRldZSF0
すまん、ちょっと飯くってくる
363 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 14:36:35.09 ID:fCRldZSF0
('A`)「すぐ近くにあるんだな」
( ^ω^)「みたいだお」
駐輪場へと歩きながら話す二人。
中庭でバレーをしているのは上級生の女子だろうか。
他にも玄関前でたむろする者、教室で会話をしている者など
それぞれが放課後を満喫していた。
( ^ω^)「ドクオ、駅まで乗せてってお」
('A`)「いーけどお前が前だからな」
( ^ω^)「そこはじゃんけんだお」
ブーンは自転車を持っているのだがVIP高までは割と近く
トレーニングの為にも歩いて通っていた。
VIP高校はいもうと駅から歩いて約10分程。
少し距離がある。
( ^ω^)('A`)「最初はぐー、じゃんけん、ほい!」
( ^ω^)「やったお!ドクオが前だお!」
('A`)「ちぇっ…」
365 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 14:41:17.96 ID:fCRldZSF0
ブーンを後ろに乗せてしぶしぶ自転車を漕ぎ出すドクオ。
( ^ω^)「後ろは楽チンだおー」
('A`)「帰りはお前が運転だからな」
( ^ω^)「そこはまたじゃんけんだお」
('A`)「…別に乗せなくったっていいんだからな」
( ^ω^)「ケチくさいこというなお、荷物は持ってあげてるんだお」
さすがに運転しながらベースを背負うのは面倒だ。
ブーンは自分のギターとドクオのベースをかついでドクオの後ろにすわっていた。
('A`)「ほら…坂だから降りろよ…」
( ^ω^)「押してやるお」
この坂を越えればあとはいもうと駅まで下りである。
366 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 14:47:03.74 ID:fCRldZSF0
坂の上まで登った二人。
下る途中に信号がある。
信号は赤なので自転車を降りて待っていた。
( ^ω^)「青になったお。あとは下りだから楽チンだお」
信号を通過しようとした時
ブゥウウウウオン!!
ドドドドドドド!!!!
ブーン達の横をバイクに乗った高校生達が通り過ぎていった。
どうやらVIP高校の制服のようである。
( ^ω^)「あー、バイク通学いけないんだおー」
('A`)「しかし、自分で漕ぐんじゃないから楽だろなー…」
いもうと駅からVIP高の間には今ブーン達が登ってきた坂がある。
この坂のせいで自転車通学をする者は朝と夕方、少し面倒な思いをするのだった。
それが嫌でバイク通学をするものが後を絶たない。
367 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 14:52:45.62 ID:fCRldZSF0
( ^ω^)「よし、着いたおー」
('A`)「二ケツはいつやってもしんどいな…汗かいちったよ」
( ^ω^)「まぁジュースでも飲めお、とりあえずショボン先輩に電話だおー」
('A`)「ジュースくらいおごれってんだ…あぁ喉が乾いた」
ドクオが自販機にコインを入れる。
( ^ω^)「あれー…でないおー」
(´・ω・`)「あ、いたいた」
ブーンが電話をかけている最中にショボンが先にブーン達を見つけてくれた。
( ^ω^)「あ、丁度いま来たとこですお。今日はよろしくですお」
(´・ω・`)「こちらこそ。二人共楽器もってきてたんだね」
( ^ω^)「平気ならまた部室で練習させてもらおうかと思って持ってきちゃったですお」
(´・ω・`)「すっかりはまっちゃったみたいだね」
369 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 14:59:04.48 ID:fCRldZSF0
( ^ω^)「昨日なんか3時までやってたんですお」
(´・ω・`)「あ、でも弦が錆びてなかった?」
( ^ω^)「ぜんぜんわかんないですお」
('A`)「俺のは錆びで茶色くなってました…」
(´・ω・`)「じゃあまだ30分くらい時間あるから、楽器屋で弦を買って張り替えてあげるよ」
( ^ω^)「やっぱり張り替えたほうがいいんですかお」
(´・ω・`)「そうだねー、新しい弦だと音も変わってくるよ」
( ^ω^)「でもブーンは音とかぜんぜんわからんですお」
駅前のロータリーで話し込む三人。
他のメンバーの姿が見えない。
( ^ω^)「そういえば他のみなさんはどうしたんですかお」
(´・ω・`)「あぁ、そこのドトールでお茶してるよ」
ショボンは二人に気を使って一人店を出てきてくれたようだ。
371 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 15:03:52.79 ID:fCRldZSF0
(´・ω・`)「じゃあちょっと待ってて」
そう言ってショボンは店の中へ戻っていった。
( ^ω^)「弦っていくらくらいするのかお?」
('A`)「わかんねーなぁ…今日あんまり金もってねぇよ。5千円で足りるかなぁ」
( ^ω^)「え?!そんなにするのかお!」
('A`)「わかんねーよ、俺だって」
財布の中身を気にする二人。
二人共まだ高校生になったばかり。
親戚や親から入学祝いにもらったお小遣いがいくらかあるだけだった。
そうこうしている内に店からショボーンズのメンバーが出てきた。
(=゚Д゚=)「よう、お二人さん。」
( ^ω^)「今日はよろしくですお」
('A`)「オネガイシマス・・」
372 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 15:10:38.03 ID:fCRldZSF0
(´・ω・`)「先にスタジオ行っとけっていったんだけどみんなも楽器屋いきたいって」
(´ー`)「お茶してるよかそっちのがいいしねー」
(´D`lll)「でもあそこぼったくりだからなぁ」
6人でわいわいと話ながら楽器屋へと向かう。
駅から伸びるアーケード型の商店街、少し歩いた先にその楽器屋はあった。
( ^ω^)「楽器屋なんて初めて入るお」
('A`)「俺も」
店のショーケースに飾られているのは素人目にもわかる高そうなギター。
値段は28万と書いてある。
( ^ω^)「やっぱギターってテラ高いんだお。貰えるなんてラッキーだお」
(´・ω・`)「はは、ギターもピンキリだからね。あんなギター持ってる高校生なんてそういないよ」
374 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 15:18:36.99 ID:fCRldZSF0
店に入るとみんなバラバラに見たい者を見始めた。
(´ー`)「んー…やっぱリッケンは渋いねー…見てるだけでたまんネーヨ」
(=゚Д゚=)「ジャパンなら手出せないこともないんだよなぁ」
何十本もおいてある楽器を見ながら何かを話していたが
ブーンとドクオには何を言っているのか全く理解できなかった。
(´・ω・`)「あった、これだこれだ」
ショボンが四角いビニールに入った商品を手にとる。
値段は800円と書いてある。
( ^ω^)「これが弦なんですかお」
(´・ω・`)「そうだよ、でも太さもいろいろあるからね。まずは一般的な太さのにしといたよ」
( ^ω^)「勉強になりますお。」
(´・ω・`)「こっちがベースだね」
ギターの弦よりかはいくらか大きい紙製の四角い箱を取り出す。
('A`)「2000円か…結構するんですね」
376 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/10(金) 15:26:08.06 ID:fCRldZSF0
(´・ω・`) 「ベース弦はやっぱりギター弦よりいくらか高いねぇ…まぁこの店が高いっていうのもあるんだけど」
( ^ω^)「いろいろ教えてもらってすいませんですお」
ブーンとドクオのいたワロス中学は先輩後輩の上下関係もきびしく
こんなにフレンドリーに接してくれる先輩はいなかった。
それだけにブーンもドクオも嬉しかったし、中学と高校との違いをこういったところでも感じていた。
('A`)「…まぁ、楽器買うよりかは安いですからね」
ドクオがチラっと見た限りでは店内の楽器はどれも3万円以上の値札が張ってあった。
中には15万円なんていうのもある。
こんなに高い楽器は自分には一生縁がないだろうとドクオは考えていた。
377 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 [sage] 投稿日: 2006/03/10(金) 15:27:36.54 ID:fCRldZSF0
すまんこ、ちと出かけるので一旦落ちます。
夜にまた再開しようと思いま
ノシ
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