260 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:10:17.78 ID:U+4jMYS50
かきまんこ
262 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:14:12.73 ID:U+4jMYS50
あれから一週間ほどたったであろうか
もう4月も下旬にさしかかったころである。
( ^ω^)「カカオかよwwwwwはもう完璧だお!」
('A`)「お、俺もだぜ」
( ゚∀゚)「まだドラムセット届かないんだよねぇ…早く本物叩きたいよ」
放課後の教室で話し合っている三人。
( ^ω^)「部室で練習させてもらえないかお?」
('A`)「どうだろうなぁ…ショボン先輩もまだ帰ってきてないみたいだし…」
( ^ω^)「じゃギコ先輩に聞いてみるお」
3人は3年生校舎へと向かった
270 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:18:11.17 ID:U+4jMYS50
( ^ω^)「せんぱーい、久しぶりですお」
(=゚Д゚=)「おぉ!がんばってるみたいだな!」
( ^ω^)「しばらく学校来てなかったみたいだから心配だったですお」
(=゚Д゚=)「いや…まぁな。風邪こじらしちまってな」
( ^ω^)「そうだったんですかお。それより今日は話があるんですお」
(=゚Д゚=)「おぉ、なんだ、急に改まって」
( ^ω^)「実はドラムやってくれる子も見つかって本格的にバンドで練習したいんですお」
そう言われギコはジョルジュをちらっと見る
( ゚∀゚)「ジョルジュっていいます。よろしくお願いします!」
(=゚Д゚=)「おう、よろしくな!で、練習したいんだっけか?」
( ^ω^)「そうなんですけど、どこで練習すればいいのかもわからないし部室でひとまず練習させてほしいんですお」
(=゚Д゚=)「うーん、部室の方はもう予約でいっぱいだからなぁ…」
271 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:22:11.11 ID:U+4jMYS50
軽音楽部の部室は事前に各バンドで話し合い、練習の日程を前もって割り振っていた。
(=゚Д゚=)「スタジオで練習しちまやいいじゃねーか」
( ^ω^)「え?!スタジオですかお」
(=゚Д゚=)「おぉ、あんなとこ1時間で2000円もしねーんじゃねぇか?」
( ^ω^)「でも…なんか敷居が高い感じしますお」
(=゚Д゚=)「なにいってんだよ。みんなスタジオで練習してんだぜ?」
( ^ω^)「そうなんですかお…でも、初心者3人で行っても大丈夫ですかお?」
そこでギコは声に出して笑ってしまった
(=゚Д゚=)「おまえなぁ…wwww いいか?最初はみんな初心者なんだよ。初心者だからってスタジオで
練習できません、なんてバカな話があるかよ」
( ^ω^)「そ、そうなんですかお…でもどうしていいのかわかんないですお」
274 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:26:32.83 ID:U+4jMYS50
(=゚Д゚=)「簡単だよ、電話して練習したいんですけどって言えばいいだけだからよ。ほら、今番号教えてやるよ」
( ^ω^)「あ、すいませんお」
(=゚Д゚=)「今からでも入れんじゃねーか?」
( ^ω^)「急にでも大丈夫なんですかお?」
(=゚Д゚=)「あぁ、空きがありゃあな。それより何の曲やるんだ?」
( ^ω^)「カカオかよwwwwwをやろうかと思いますお」
(=゚Д゚=)「カカオかよwwwww」
('A`)「カカオかよwwwwww」
( ゚∀゚)「カカオかよwwwwww」
( ^ω^)「いろいろと教えてもらってすいませんお」
(=゚Д゚=)「おう、それと来週な、本入部の手続きすっから入部希望者は部室集合な」
( ^ω^)「はいお。あ、ショボン先輩はまだ学校これないんですかお?」
281 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:30:44.21 ID:U+4jMYS50
ブーンがそう話た瞬間にギコの表情がみるみる曇った
(=゚Д゚=)「あぁ…明後日には来れるんじゃねぇかな…」
( ^ω^)「そうですかお。でもなんで停学になっちゃったんですかお?マターリ先輩は教えてくれませんでしたお」
もはや表情が曇るというよりも明らかに怪訝な顔になりだすギコ
(=゚Д゚=)「…俺のせいなんだよ…」
( ^ω^)「…え?」
(=゚Д゚=)「…わりぃ、これ以上はきかねーでくれ」
( ^ω^)「?…あ、はいお」
(=゚Д゚=)「じゃ、俺もう帰るからよ。なんかわかんねぇことあったら電話してくれや」
( ^ω^)「どうもありがとうございましたお」
(=゚Д゚=)「またな」
そういってギコはスタスタと立ち去ってしまった
282 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:32:18.76 ID:U+4jMYS50
ブーン達が去っていくの遠めに見ているギコ
(=゚Д゚=)「ショボン…」
ギコの胸の内はまだもやもやが取れないままでいた。
284 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:35:47.02 ID:U+4jMYS50
( ^ω^)「やっぱショボーンズにはなんかあったっぽいお」
('A`)「お前少し空気読めよな…」
( ^ω^)「なにがだお?」
('A`)「はぁ…まぁいいや。しかしショボン先輩って一体なんなんだろうなぁ…」
二人はまだショボンは何者なのかわかっていなかった。
( ゚∀゚)「それより、スタジオだっけ?練習できるなら早くしようよ!」
( ^ω^)「そうだお、早速電話してみるお」
携帯電話を取り出し、先ほど教えてもらった番号に電話をかけてみる
とぅるるるるるる…
とぅおるるるるるるる…
ガチャッ
( ´・_・`)「はい、スタジオバルスでーす」
( ^ω^)「あ、あの、あのえと…れ、練習したいんですけどお」
( ´・_・`)「はい、ご予約ですかー?
288 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:39:16.22 ID:U+4jMYS50
( ^ω^)「えと…えと…あの…これからってできますかお」
( ´・_・`)「はい、これからですか…えーっとですね…5時半からなら大丈夫ですねー」
( ^ω^)「じゃお願いしますお」
( ´・_・`)「はい、何時間取りましょう?」
( ^ω^)「え…時間ですかお、ちょっと待ってくださいお」
( ^ω^)「何時間にするお?」
('A`)「ん〜…先輩達は3時間取ってたなぁ…」
( ゚∀゚)「とりあえず1時間でいいんじゃない?始めてだし」
( ^ω^)「わかったお」
( ^ω^)「あ、すいませんお。1時間でおながいしますお」
( ´・_・`)「はい、わかりましたー…レンタルされる楽器はありますかー?」
( ^ω^)「え?レンタルですかお?ちょっとまってくださいお」
289 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 [sage] 投稿日: 2006/03/18(土) 23:40:04.46 ID:U+4jMYS50
>>287
AA張るとまとめの中の人大変そうでカワイソスwwwwwww
292 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:45:46.77 ID:U+4jMYS50
( ^ω^)「レンタルって何かあるかお?」
('A`)「えー…ベースもってきてるし…ねんじゃねー?」
( ゚∀゚)「あ、スティックって借りれるのかなぁ?」
( ^ω^)「聞いてみるお」
( ^ω^)「あの、スティックって貸してもらえますかお?」
( ´・_・`)「えーっと、スティックだと販売になっちゃいますねー。800円になります」
( ^ω^)「800円で売ってるらしいお」
( ゚∀゚)「800円か、まぁいいや」
( ^ω^)「じゃ、それお願いしますお」
( ´・_・`)「はい、わかりましたー。えーっと会員番号の方よろしいですかー?」
( ^ω^)「え?会員番号ですかお…えと…」
( ´・_・`)「あ、初めての方ですか?」
( ^ω^)「そ…そうですけどお…」
( ´・_・`)「じゃあ、こちらに来ていただいた際にお作りしますので、身分証明証をお持ちください」
296 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/18(土) 23:48:29.03 ID:U+4jMYS50
( ^ω^)「わかりましたお」
( ´・_・`)「はい、じゃあお名前だけよろしいですか?」
( ^ω^)「内藤・H・ブーンですお」
( ´・_・`)「はい、内藤・H・ブーン様ですねー…じゃあ5時半から1時間で、お待ちしてますー」
( ^ω^)「どうもですお」
( ^ω^)「はぁー…緊張したお」
('A`)「5時半か…中途半端だな」
( ^ω^)「ツンデレ喫茶でも行って時間つぶすお」
('A`)「そうすっか」
307 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:04:51.37 ID:RZIZpKmP0
ツンデレ喫茶はいもうと駅付近にある喫茶店で
値段の割に量も多く、学生達にも人気のあるカフェである。
カランコロンカラーン
ξ*゚听)ξ「いらっしゃいませー、何名様ですか…あれ?君は…」
( ^ω^)「あうあうあうあうあうくぁwせdrftgyふじこlp;(ちょwwwwなんでここにwwwwwっうぇっうぇwww)」
ξ*゚听)ξ「確か…うちの生徒よね?」
( ^ω^)「はははははいお!ブーンですお!!!」
ξ*゚听)ξ「なにそんな動揺してんのよ」
( ^ω^)「ああああああいやそれちが」
ξ*゚听)ξ「ほら、なんか食べにきたんでしょ?こっち座んなさいよ」
( ^ω^)「ははははひ」
313 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:09:08.94 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)。oO(・・・・うはwwwwwwテラウレシスwwwww・・・・・)
ξ*゚听)ξ「注文決まったら呼んでよね」
ツンは水をドンッと置いて厨房の奥にひっこんでいった
( ゚∀゚)「なんか愛想の悪い店員さんだねぇ…」
('A`)「あの人、確かうちの先輩だよな」
( ^ω^)「…」
('A`)「おい、きいてんのかよ?」
( ^ω^)「え?き、きいてるお!!ブーンはパフェにするお!!」
('A`)「きいてねーじゃねぇかよ…あの人だろ?お前のお気に入りの先輩は」
( ^ω^)「ななななななにを言ってるのかブーンにはさっぱりだお」
ブーンは途端に顔を真っ赤にして否定する。
( ゚∀゚)「へぇー、けっこうかわいいじゃん」
315 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:14:33.85 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「だだだからぜんぜんそういうのじゃ…」
( ゚∀゚)「番号きいちゃえばいいじゃない」
( ^ω^)「いやwwwwwwほんとそういうのじゃwwww」
('A`)「きめぇwwwwwwwww」
わいわいと話している3人の所へツンがやってきた
ξ*゚听)ξ「ちょっと、他のお客さんもいるんだから静かにしてよね!」
( ^ω^)「ご、ごめんなさいお…(怒られちゃったお…嫌われたかもしれないお…)」
ξ*゚听)ξ「注文は決まったの?」
('A`)「ブルマン」
( ゚∀゚)「僕はメロンソーダとチリドッグ」
( ^ω^)「ええええと、ぱぱぱぱぱぱふぇくだしあ」
ξ*゚听)ξ「で、いいのね?じゃあすぐ持ってくるから」
321 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:19:51.17 ID:RZIZpKmP0
( ゚∀゚)「…」
ジョルジュがチラチラとツンの事を見ている。
( ゚∀゚)。oO(・・・・結構胸もあるなぁ・・今度はこいつを落としてみるか・・・)
('A`)「で、バンド名どうすんだ?」
( ^ω^)「そうだお、それ決めないとだめだお」
( ゚∀゚)。oO(・・・・番号とメアド交換してみるか・・・・・)
( ^ω^)「ジョルジュ君は何かあるかお?」
( ゚∀゚)「え?うーん…わかんないや。二人で決めちゃっていいよ!」
('A`)「ドクオバンドってのはどうだ?」
( ^ω^)「0点。語呂も悪いしダサいお」
('A`)「おま…ダサいって…」
331 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:24:09.34 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「んー…シンプルなのがいいお」
('A`)「シンプルねぇ…」
ξ*゚听)ξ「はい、お待ちどう様」
ブーン達が注文したものとは別にフライドポテトやケーキがついてきた。
('A`)「あれ?これ注文してないすよ?」
ξ*゚听)ξ「いいのよ。サービスだから。お腹も減ってるんでしょ?」
( ゚∀゚)「あ、ありがとうございます」
( ^ω^)「ああああありがとうございますお」
ξ*゚听)ξ「…あんたなんでいつもそんなどもってるの?」
( ^ω^)「ええ?そそそうですかお」
ξ*゚听)ξ「ほら、そうやって。」
( ゚∀゚)「照れてるんだよねー?」
バカにしたようにジョルジュが話す
341 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:29:19.27 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「ちちちちちちがうんですお!!!」
( ゚∀゚)「先輩と仲良くなりたいんですって」
ξ*゚听)ξ「ちょ…やめてよ…」
少し顔を赤らめるツン。
( ゚∀゚)。oO(・・・・まずい・・こいつそういう系統だったか!・・・)
( ゚∀゚)「また今度遊びにきてもいいですか?」
ξ*゚听)ξ「あんまり私がここでバイトしてるって言いふらさないでよね?」
( ゚∀゚)「僕だったら毎日遊びにきちゃうなぁ」
ξ*゚听)ξ「な、なにいってんのよ!仕事あるから戻るからね!」
ツンが再び厨房の中へと入っていった
351 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:36:52.44 ID:RZIZpKmP0
('A`)。oO(・・・・こいつ本当女好きだよなぁ・・・・・)
ブルーマウンテンをずるずるすすりながらそんな事を思っていた。
やはりドクオはどこかジョルジュが気に入らないらしい。
( ^ω^)。oO(・・・・はぁ・・・ウェイトレス姿もたまらなくかわいいお・・)
( ゚∀゚)「あの人名前なんていうの?」
( ^ω^)「確かツン先輩だお」
( ゚∀゚)「へぇ〜…」
( ^ω^)「あ!!まさか!!!!」
( ゚∀゚)「な、なに?」
( ^ω^)「やっぱりそうだお!このアイスんとこ人の顔になってるお!」
('A`)「お、ほんとだ。芸が細かいね〜」
( ^ω^)「ほら、レーズンが目でみかんが口になってるお、かわいいお」
( ゚∀゚)。oO(・・・・こいつまじで天然か・・・・・)
359 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:43:49.09 ID:RZIZpKmP0
('A`)「で、バンド名をどうするか…だが」
( ^ω^)「んー…こういうのは思いつきで決めちゃったらいいんだお」
( ゚∀゚)「何か思いついた?」
( ^ω^)「…三人で何文字か出し合って決めてみるかお」
( ゚∀゚)「どういうこと?」
( ^ω^)「ドクオが1文字なんか出すお、ジョルジュ君は2文字、ブーンは3文字出すお、なんでもいいお!」
('A`)「なんか適当だな…」
( ^ω^)「考えてもキリないお」
( ゚∀゚)「じゃあみんなで紙に書いて一斉に出してみよっか?」
( ^ω^)「オッケーだお」
('A`)「把握した」
364 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:47:25.31 ID:RZIZpKmP0
5分ほど3人であれこれと書いてみてやっと書き終えたようである。
( ^ω^)「じゃあ、いっせーので出すお、準備はいいかお」
('A`)「まぁ俺1文字だし」
( ゚∀゚)「ワクワクするね」
( ^ω^)「じゃあ三人で書いた紙一緒にだすお。いっせーの…せ!」
「ペ」
「ヨン」
「ジュン」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)「きめぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
375 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:53:37.41 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「決まっちゃったものは仕方ないお…」
('A`)「も、もう一回やんね?」
( ^ω^)「だめだお!VIPPERなら一度決めたことは最後までやるんだお!」
( ゚∀゚)「まぁ…いいんじゃない?個性的で…」
こうしてブーン達の初めて組んだバンド名は
「ペヨンジュン」
になったのであった。
('A`)「お、そろそろ時間だし、いくか」
( ^ω^)「そうするお」
( ゚∀゚)「すいませーん、お会計おねがいします」
ξ*゚听)ξ「はーい」
380 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 00:57:49.75 ID:RZIZpKmP0
ξ*゚听)ξ「あら?あんた達バンドやってるの?」
ブーンとドクオの持っていたソフトケースを見て尋ねる
( ^ω^)「しょ、初心者なんですけど、い、一応これからやろうかと思いまして…」
ξ*゚听)ξ「へぇ〜、じゃあ軽音楽部に入るの?」
( ^ω^)「そそそそそのつもりですお…」
ξ*゚听)ξ「そっかぁ。じゃあいつかライブやる時は呼んでよね!見にいくからさ」
( ^ω^)「ほほほんとですかお?!ぜ、絶対誘いますお」
ξ*゚听)ξ「楽しみにしてるわね。」
( ^ω^)「はいお!」
( ゚∀゚)「今日はご馳走様でした」
ξ*゚听)ξ「いいえ、えっと3人で980円ね」
( ゚∀゚)「あ、今日は僕が出すよ」
385 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 01:00:43.76 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「え?!そんなの悪いお」
( ゚∀゚)「いいよいいよ」
('A`)「じゃ、お言葉に甘えて」
( ^ω^)「ジョルジュ君はいい人だお…」
ξ*゚听)ξ「はい、20円のお返しね。どうもありがとうね」
( ゚∀゚)「また来ます!」
( ^ω^)「さ、さよならですお」
('A`)「ごちでーす」
ξ*゚听)ξ「またねー」
腹ごしらえの終った3人はこれからスタジオへと向かうのだった。
386 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 [sage] 投稿日: 2006/03/19(日) 01:01:27.76 ID:RZIZpKmP0
ちと休憩
422 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 01:32:41.87 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「すいません、5時半から予約してるブーンですけどお」
( ´・_・`)「はい、えーっと、Eスタジオになりますねー」
( ゚∀゚)「あ、あとスティックください」
( ´・_・`)「はい、800円になりまーす」
( ^ω^)「あ、あの…機材の使い方とかがよくわからないんですけどお…」
( ´・_・`)「あ、じゃあ今一緒に行って説明しますねー」
4人はEスタジオへと向かう
( ´・_・`)「えっとまずマイクなんですけど…」
あれこれと説明を受ける3人。
思っていたほど難しくはなく、スイッチを入れたり、ツマミをひねるだけだった
( ´・_・`)「じゃあ、何かわからないことあったら声かけてください」
( ^ω^)「どうもすいませんお」
427 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 01:36:48.49 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「よし!始めるお!!」
( ゚∀゚)「生ドラム叩くのなんて始めてだなぁ…」
そういいながらドラムを叩き始めるジョルジュ。
初心者とはいうものの、それなりには叩けているようだった
( ^ω^)「ジョルジュ君やっぱすごいお!ぜんぜん普通に叩けてるお!」
( ゚∀゚)「そ、そうかな?」
('A`)「始めてなんだろー?うまいもんだなぁ」
ジョルジュは教則ビデオで見た通り、本で読んだとおりに叩いてみた。
簡単な8ビートだったが自分でも驚くほど普通に叩けていた。
( ^ω^)「えと…そういえば誰が歌うんだお」
( ゚∀゚)「え?ブーン君じゃないの?」
( ^ω^)「一応…練習はしてきたお」
('A`)「じゃお前やりながら歌ってみろよ」
( ^ω^)「や…やってみるお」
442 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 01:46:09.28 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「じゃ…やるお!」
('A`)「おう」
( ゚∀゚)「ドキドキするね」
イントロの出だしはギターとボーカルのみである
ブーンは心臓がどきどき言っているのがわかるほど緊張していた。
ギターを鳴らし、歌いはじめようとするブーン。
( ^ω^)「ど、どーぶねーずみ…みたいにー…うーつくしくなりーたいー…」
たどたどしくギターを弾きながら歌うブーン。
少し照れているようでもあった
( ^ω^)「しゃーしんーには…うつらないー…うーつくしさー があーるーかーらー」
ジョルジュがハイハットシンバルで4カウントを始める…
1、2、3、4
( ^ω^)「カカオかよwwwwwwwwwwwwwwwwww」
454 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 01:55:02.60 ID:RZIZpKmP0
せっかく歌詞考えてくれたのにすまそ
作中に出てくる音楽は作者個人の趣味になっちゃうと小説自体つまんなくなっちゃうので
あんまり現実にあるバンド名とか出したくなかったんだけど
まぁ、高校生バンドは最初ブルハとかよくコピーすんだろうという作者の独断と偏見で
それとわかるような名前で出しました
なんかその辺意見あったら聞かせてホシス
472 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:06:12.50 ID:RZIZpKmP0
自己満足的なとこもあるので生暖かく見守ってくだしあ
今日はもうちょっと書いて寝ます
475 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/03/19(日) 02:08:08.37 ID:B5fy2RDh0
考えたww
とりあえずリンダリンダのメロディーで
良スレみたいに wktkされたい
糞スレには出せない クオリティがあるから
※カカオ カカオ
カカオ カカオ カカオ
カカオ カカオ
カカオ カカオ カカオ※
もしも>>1が いつかスレを
立てる時が来るなら
そんなスレは どうか>>1に
レスを返して下さい
477 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:09:37.27 ID:RZIZpKmP0
( ^ω^)「カカオかよwwwwwww」
歌は歌えているものの、歌に集中すると今度はどうにも手がおぼつかなくなるブーン。
('A`)「…」
ドクオも真剣にベースを弾いている…
誰一人真剣じゃない者などいなかったが…
演奏がそれぞれバラバラで全くまとまりがない。
演奏していて気持ち悪さを感じるほどだった。
( ^ω^)「ちょ、ちょ…1回やめるお」
演奏を止めるブーン。
( ゚∀゚)「…なんか…あれだね…」
('A`)「おぉ…ヘタ…だな…」
( ^ω^)「…」
485 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:16:43.95 ID:RZIZpKmP0
家では各自それなりに練習をしてきてはいた。
それなりに、というよりもブーンはこのところ毎日毎日練習していた。
それでもなかなかうまくいかない。
ブーンは少し自信を無くしてきていた
( ^ω^)「まぁ…みんな始めてなんだし最初はしょうがないお!練習あるのみだお!」
( ゚∀゚)「そうだね」
('A`)「やっぱ合わせると難しいんだな…」
( ^ω^)「いきなり早いのはちょと無理があったお、ゆっくりやって徐々に早くしていくお」
( ゚∀゚)「それがいいね」
( ^ω^)「じゃあもう1回やるお!」
今度は曲のスピードをぐっと落とし、ゆっくりゆっくりと練習を始めるブーン達。
功を奏したのか、今度はいくらかまともに聞こえた。
( ^ω^)「この調子だお!」
集中して取り組んだせいか、時間の過ぎるのは早いもので
何回かゆっくりと練習していく内に1時間はあっという間に過ぎていった。
487 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:20:40.63 ID:RZIZpKmP0
( ´・_・`)「おつかれさまでしたー」
( ^ω^)「まぁ、今日はこんなもんだお」
( ゚∀゚)「1時間じゃぜんぜん足りないね」
('A`)「でも少しづつよくなってきたんじゃねぇか?」
( ^ω^)「明日もスタジオ入れるお、今度は2時間だお」
( ゚∀゚)「そうだね、でもすごい楽しかったよ!」
( ´・_・`)「じゃあ清算おねがいしまーす。えー1時間で1800円ですねー」
( ゚∀゚)「えーっと、一人600円だね」
( ^ω^)「はいお」
('A`)。oO(・・・・今度はおごってくんねぇのか・・・・・)
494 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:24:28.43 ID:RZIZpKmP0
( ´・_・`)「じゃあ会員カードなんですけども…」
カードの説明とスタジオのシステムの説明をされる。
思っていたほど料金も高くはなく、むしろ安いとさえ感じた。
( ^ω^)「あの、明日は空いてますかお?」
( ´・_・`)「えーっと、同じくらいの時間でいいですか?」
( ^ω^)「はいお、2時間お願いしますお」
( ´・_・`)「えーっとじゃあ内藤様で明日の4時半からお取りできますが」
( ^ω^)「お願いしますお」
( ´・_・`)「はい、では確認してくださいー」
( ^ω^)「はいお」
( ´・_・`)「ではお疲れさまでしたー」
( ^ω^)「どうもですお」
496 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:30:06.05 ID:RZIZpKmP0
スタジオの外へと出て、入り口前でたむろする3人
( ^ω^)「今日は収穫あったお」
('A`)「まぁ少しづつ…な。俺も家帰って練習してみるわ」
( ゚∀゚)「明日はたくさん練習できそうだね」
( ^ω^)「まぁ、始めたばっかりだし楽しくやってくお」
( ゚∀゚)「そうだね」
( ^ω^)「じゃあまた明日だお」
( ゚∀゚)「うん、ばいばーい」
('A`)「どうせ俺の乗ってくんだろ…?」
( ^ω^)「ブーンとドクオの仲じゃないかお。そういうなお」
自転車に乗り帰り道を辿る三人。
日はすっかり落ち夜空には満月が輝いていた。
まだ始めたばかりのバンド、今日の練習でもわずかではあるが
確かな手ごたえをその胸に感じたブーン達であった
500 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/19(日) 02:32:21.22 ID:RZIZpKmP0
いろいろ意見サンクス
今日はもう寝ます
明日は泊り込みになるぽいのでもしか来れないかも
どちらにせよ携帯で顔だしまうす
では落ちます
ノシ
プロローグ |
第一話 |
第二話 |
第三話 |
第四話 |
第五話
第六話 |
第七話 |
第八話 |
第九話 |
第十話 |
第十一話 |
第十二話 |
第十三話 |
イラスト |
BBS | | |