( ^ω^)一気読みドゾー
572 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/15(水) 23:29:17.69 ID:Wiv2Pr+c0 ただいま
583 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/15(水) 23:36:34.14 ID:Wiv2Pr+c0 ( ´ロ`)「…ショボン、ということだ。わかったな?」 (´・ω・`)「はい…」 生徒指導室。教師と二人きりで話しをしているショボン。 ( ´ロ`)「じゃあこれが課題だ。くれぐれももうバカなマネはするなよ」 (´・ω・`)「ご迷惑をおかけしました。」 一礼し、指導室を出るショボン。 マターリとキモスが指導室前の廊下で待ってくれていた。 (´ー`)「よう、どうだった?」 (´・ω・`)「ん…一週間の停学だってさ。まぁわかってたことなんだけど…」 (´D`lll)「やっぱりか…」
588 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/15(水) 23:46:00.84 ID:Wiv2Pr+c0 (´・ω・`)「迷惑かけちゃったごめんよ」 (´ー`)「なに、一週間なんてすぐだよ。それより、あのスタジオもういけなくなっちまったなw」 (´D`lll)「ノートはしっかりとっとくからさ。」 (´・ω・`)「ごめんよ。ギコにもよろしくいっておいてね」 (´ー`)「あぁ、明日から学校来るつってたな」 (´D`lll)「もうケガも良くなったみたいだね」 (´・ω・`)「そっか…結局ギコに迷惑かける形になっちゃったな…」 (´ー`)「心配しなくていーからしっかり勉強もしとけよ?」 (´・ω・`)「ありがとう。じゃあまた一週間後にね」 (´ー`)「おう、またな」 ショボンは学校をあとにした。
595 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/15(水) 23:50:09.83 ID:Wiv2Pr+c0 ( ^ω^)「ドクオ、ブーンはもうFコードをものにできつつあるお」 ('A`)「おぉ、練習してんだな」 ( ^ω^)「ドクオはどうなんだお?」 ('A`)「何から手つけていいかもわかんねーからなぁ…マターリ先輩にでも聞いてみるよ」 ( ^ω^)「もうTAB譜の読み方はスタジオで教わったお?」 ('A`)そうだな…「楽譜でも買いに行ってみるか…」 放課後の教室でずーっと楽器の話をしている二人。 ('A`)「でもよ、バンドやるとなったら他のメンバーどうすんだ?ボーカルとドラムと…」 ( ^ω^)「ボーカルなんて適当に歌うまいやつみつければいいお!問題はドラムだお」 ('A`)「経験者がいりゃ手っ取り早いんだけどなぁ…」
601 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/15(水) 23:55:25.20 ID:Wiv2Pr+c0 ( ゚∀゚)「何の話してるのー?」 ジョルジュが会話に混ざってきた。 ( ^ω^)「バンドやりたいんだけどメンバーがいないんだお」 ( ゚∀゚)「そっか、二人共軽音楽部だったもんね!」 ('A`)「てか、カラオケどうだった?」 ( ゚∀゚)「あぁ、みんなと仲良くなれてよかったよ!みんなブーン君たちとも話してみたいって言ってたよ!」 ( ^ω^)「なんか照れるおw」 ('A`)「別に照れるとこでもねーだろ」 ( ゚∀゚)「なんかギター持って来てたりするから、バンドやってるのかなぁってみんな気になってたよ」 ( ^ω^)「ほ、ほんとかお!(これは早くもフラグ立ちそうだおwwwww)」 ('A`)「でもまだ本格的に活動してる訳じゃねーからなぁ…」
605 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:00:54.98 ID:8dOlhL7a0 ( ^ω^)「ジョルジュ君歌うまいのかお?」 ( ゚∀゚)「ううん、すごくヘタw60点以上取ったことないよ」 ( ^ω^)「そうなのかお、ジョルジュ君ドラムやってみる気はないかお?」 ('A`)。oO(・・・え!・・・ジョルジュ誘うの?!・・・) 突然ブーンが言い出した事に少し戸惑うドクオ。 ( ゚∀゚)「え、ドラム?」 ( ^ω^)「そうだお、ドラムならすぐできるお!」 全く根拠はなかったが、うまくいいくるめて何とかしてしまおうという魂胆らしい。 ( ゚∀゚)「え〜…でもなぁ…」 ( ^ω^)「だ〜いじょうぶだお!ジョルジュ君人気者だからすぐできちゃうお!」 ('A`)。oO(・・・・それ関係ねーんじゃ・・・・・)
607 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:04:18.17 ID:8dOlhL7a0 ( ゚∀゚)「う〜ん…でもバンドかぁ。おもしろそうだなぁ」 ( ^ω^)。oO(・・・・お、もう一押しっぽいお!・・・・・) ( ^ω^)「そうだお!ものすごくおもしろいお!それにバンドやったらモテモテだお!」 ( ゚∀゚)「あはは、モテモテかぁ〜…うーんどうしよう。」 ('A`)「ほら、あんまり無理に誘ってもさ…」 ( ゚∀゚)「おもしろそうだね!初めてだからうまくできないかもしれないけど、僕でよければやってみるよ!」 ( ^ω^)「じゃあ決まりだお!!」 ('A`)「…」
615 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:09:37.98 ID:8dOlhL7a0 ( ゚∀゚)「でもどうすればいいんだろう?ドラムなんて触ったこともないよ」 ( ^ω^)「先輩にめっちゃドラムうまい人いるんだお!その人に教えてもらえるように言ってみるお!」 ( ゚∀゚)「うん、じゃあよろしくね!」 そこへ何人かの女子がブーン達の元へやってきた。 (n‘∀‘)η「ジョルジュ君、帰ろ〜♪」 ( ゚∀゚)「あ、うん。今行くね!じゃ、ブーン君よろしくね!」 ジョルジュは女子数名と仲良く教室を出て行った。 ('A`)「おい…なんだありゃ」 ( ^ω^)「ジョルジュ君もしかしてスケコマシかお?」 ('A`)「にしてもなんでジョルジュを誘ったんだよ」 ( ^ω^)「ドクオはそれ僻んでるのかお?wwww」 ('A`)「そんなんじゃねーよ…」
623 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:13:55.82 ID:8dOlhL7a0 ( ^ω^)「よく考えるお、入学してたった数日であそこまでモテモテのジョルジュ君を       ブーン達のバンドに入れるお、するとどうなるお?」 ('∀`)「俺達もモテモテなわけだ!!wwwwwww」 ( ^ω^)「そういうことだおwwwwwwwwwww」 ('∀`)「お前頭いいなぁ!」 ( ^ω^)「ここを使わなくちゃだめだお、ここを」 人差し指で頭をコツコツ叩くブーン。 しかし周りの人間から見ればそれはとても底の浅い考えのように思えた。 ( ^ω^)「じゃ、とりあえずショボン先輩のとこにでも行ってみるお!」 ('A`)「そうすっか」
630 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:21:40.31 ID:8dOlhL7a0 ジョルジュは何人かの女子とは別れ、方向が同じである女の子と二人で帰っていた。 (n‘∀‘)η「ねぇ、ジョルジュ君、ちょっと話したい事があるの…」 ( ゚∀゚)「ん?なに?」 帰り道の公園で話し込む二人。 (n‘∀‘)η「あのね…もしジョルジュ君がよければなんだけど…その…私と付き合ってくれない?」 ( ゚∀゚)「え?!」 (n‘∀‘)η「ごめんね、急すぎるよね…でも…だめかなぁ…?」 ( ゚∀゚)「う〜ん…」 考え込むフリをしながら胸元をじっと見つめるジョルジュ ( ゚∀゚)「ごめんね、まだお互いのこと何もしらないしさ…友達から始めよう」
637 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:25:19.66 ID:8dOlhL7a0 (n‘∀‘)η「そうだよね…ごめん。じゃあ友達として始めてもし私のこと好きになってくれたら        その時は彼女にしてくれる?」 ( ゚∀゚)「うん!その時は僕からお願いするよ!」 (n‘∀‘)η「ありがとう…優しいんだね。じゃあまた今度遊ぼうね!」 ( ゚∀゚)「うん、そうしよう!じゃあ僕こっちだから、またね!」 (n‘∀‘)η「うん、ばいばーい」 姿が見えなくなるまでしばらくそこに立っているジョルジュ。 ( ゚д゚)「ペッ、胸の小せぇ女子に用はねぇ」
651 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:31:51.86 ID:8dOlhL7a0 ジョルジュは極端な二面性を持ち合わせる性格の人間だった。 ただ、人前では絶対にその本性は見せない。 よく言えば世渡り上手なのである。 ( ゚∀゚)「あーあ、頭の悪そうな女子ばっかりで困っちゃうよ。にしても、ドラム…かぁ」 ベンチに座り込み考えるジョルジュ ( ゚∀゚)「うまくやりゃあ、もっとモテそうかもなぁ…よし、本屋行ってドラムの本でも買ってみよう」 ジョルジュは本屋で、ドラムの教則本をいくつか購入し、その日は教則本を読みふけった。 ジョルジュは理解力があり、頭もよく、器用な為、本についている教則ビデオなどをみながら ドラムが大体どういったものなのか、掴みはじめていた。 ( ゚∀゚)「あぁ、なるほどねぇ…こんな感じか」 家においてあるダンボールやゴミ箱を叩きながら、少しずつ感覚をつかみ始める。 目的の為の手段には、惜しみない努力をする性格が吉と出たようだ。
661 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:43:23.05 ID:8dOlhL7a0 ( ゚∀゚)「うーん、なんとなくわかってきたけどこれじゃあ今いち雰囲気でないなぁ…」 何かいい方法はないものかと、パソコンで検索を始めるジョルジュ。 ( ゚∀゚)「お、ドラムセットが売ってるぞ。2万円かぁ…小遣いだけでも買えない額じゃないなぁ」 インターネットオークションでいくつかドラムセットを見てみる。 初心者用の安いドラムセットに目星をつけたようだ。 ( ゚∀゚)「練習用の消音パッド付きか、これなら自宅でも練習できそうだな、よしこれ落札」 思い立ったら即行動、この思い切りのよさがジョルジュの性格でもある。 ただ時にそれが良くない方向に行く場合もある。 ( ゚∀゚)「ギターやボーカルのが目立ちそうだけど、ドラムってのがまた渋くていいよなぁ」 ジョルジュの頭の中の計算機では、もういくつかの算段が整っているようだ。 ( ゚∀゚)「早く届かないかなぁ…楽しみだ」 そうしてその日は床についた。
669 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:51:09.96 ID:8dOlhL7a0 ( ^ω^)「え?!ショボン先輩停学なのかお!!!」 (´ー`)「そうなんだよ…」 ('A`)「なんでまた…」 (´ー`)「いや…まぁ。理由は今度本人から直接聞いてみ?」 ( ^ω^)「せっかくドラム教えてもらおうと思ったのに残念ですお」 (´ー`)「お、今度はドラムやるのかい?」 ( ^ω^)「いえ、ドラムやってくれそうな子見つけたんで教えてもらいたかったんですお」 (´ー`)「おぉ、もうみつけたのか。まぁ、本入部は来月からだし、ショボンも1週間ですぐ戻るからよ」 ( ^ω^)「よろしく伝えておいてくださいお」 (´ー`)「あぁ、まかせとけ。ショボンがびっくりするように、ちゃんと二人共練習しとけよ?」 ( ^ω^)('A`)「はーい」 (´ー`)「じゃ俺バイト行くから、またな」
670 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:55:04.59 ID:8dOlhL7a0 ショボン達のいる3年生校舎へと向かった二人だったが、マターリから事の経過を聞いた。 ( ^ω^)「これは困ったお」 ('A`)「教えてくれる人がいないんじゃなぁ…」 ( ^ω^)「…」 ('A`)「とりあえず俺らは俺らのできることしようぜ」 ( ^ω^)「そうするお…じゃあ本屋行って楽譜でも買いにいくお」 ('A`)「だな」 ( ^ω^)「…」 ショボンが停学になったショック、教えてくれる先輩がいないショック。 二つの不安を抱えて学校を後にする二人であったが 後者の不安は杞憂である事をすぐに知るのだった。 672 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/16(木) 00:57:11.68 ID:8dOlhL7a0 今日はここまでにしときまうす 明日も朝から仕事でかえるのが10時ごろになるかと… 休みTEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE ひきこもりTEEEEEEEEEEEEE 出張中も保守してくれてありがとう。 おやすみなさいませご主人様
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