( ^ω^)一気読みドゾー
707 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/12(日) 22:43:47.47 ID:tuH9b77sO べ、べつにあんた達が心配で見に来たんじゃないんだからね!! これから(・∀・)カエル!
732 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/12(日) 23:39:16.06 ID:M+HT5yjK0 ソロモンよ!!!私は帰ってきた!!! お待たせしてすまんこ 再開しま
740 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/12(日) 23:46:57.06 ID:M+HT5yjK0 (´・ω・`)「・・・」 ショボンは学校前の通りから少し外れた小道を歩いていた。 集合住宅の駐輪場へと足を向ける。 何台か置いてある自転車の間には古びたバイクが1台。 その前で足を止め 胸ポケットから取り出したキーを差込む。 キョカカカ…ブゥオオオン! (´・ω・`)「さて…行くか」 ショボンはバイク通学をしていた。 学校のあまりに近くへと止めると教師に見つかる恐れがあるので 少し離れたこの集合住宅へと駐車していた アクセルをひねり走り出すショボン。 向かった先はギコの家である。
748 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/12(日) 23:56:45.70 ID:M+HT5yjK0 学校前の通りは使わずに小道を使い 国道へと向かい走る。 それでも何人かの生徒とはすれ違った。 国道沿いへと出てショボンはさらに加速する。 (´・ω・`)「風が…気持ちいいな」 歩く景色とはまた違う。 自転車では決して出せないこの速度から感じる風。 ただ、日頃使う交通手段としてだけではなく 四季を風で感じ取ることのできるバイクを、ショボンは愛していた。 ギコの家は国道をしばらくまっすぐ走り、目印の本屋を曲がったその先にある。 目印である本屋を曲がり、しばらく走ると今度は閑静な住宅街へと景色が変わった。 自転車では何十分もかかる道のりが、バイクで行ってしまえばものの10分で着く。 ショボンは徐々にスピードを落とし、薄いオレンジ色の家の前へとバイクを止める。 ポケットから携帯電話を取り出し、ギコの番号を呼び出す。 何コールかするものの、やはりギコは電話には出ない。
756 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:03:49.37 ID:xGP7PP5Q0 (´・ω・`)「出ないなぁ…出かけてるのかな」 そういってギコの家のガレージへと目をやる。 ギコの自転車も原付もそこには置いてあった。 ということはギコは家の中にいることになる。 (´・ω・`)「どうしよう…」 バイクから降り、玄関の前に立つ。 チャイムを何回か押してみるが、応答はない。 ドアノブに手をかけるショボン。 ガチャリ ドアは開いた。 (´・ω・`)「あれ…開いてる…」 今度はそーっと中を覗き込む。 ギコの普段はいている靴がおいてある。 家の中にギコがいることを確信したショボン
760 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:09:26.59 ID:xGP7PP5Q0 (´・ω・`)「おーい!ギコー!」 声を張ってギコを呼ぶ。 だが応答は無い (´・ω・`)「いないのー?!」 ショボンの声が空しくこだまするだけだった。 (´・ω・`)「やっぱりいないのかなぁ…」 中へと入り靴を脱ぐショボン。 ギコの部屋へと向かうことにしたようだ。 ギコの家へは何度も来たことがある。 部屋は2階の奥だ。 階段を上がり、部屋を目指す。 (´・ω・`)「おーい」 部屋のドアを開け、ギコがいるか確かめる。
771 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:17:27.30 ID:xGP7PP5Q0 (=´Д゚=)「…やっぱり来ちまったか…」 (´・ω・`)「おま…どうしたんだよその顔!」 ギコは部屋にいた。 ただショボンの目に飛び込んできたギコの顔はアザだらけで右目の瞼は青白く腫れあがっている まるで試合後のボクサーのようだ (=´Д゚=)「別になんでもねぇよ…転んだだけだ」 (´・ω・`)「そんな訳ないだろう…どうしたんだよ?!」 もちろんギコが嘘を言っていることなどショボンにはわかっていた (´・ω・`)「…誰かにやられたのか…?」 (=´Д゚=)「…」 ギコは黙ったまま何も言わない。 (´・ω・`)「そうなんだな…?」 ギコの目を見つめるショボンの表情は険しく真剣な面持ちだった。
783 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:23:51.06 ID:xGP7PP5Q0 (´・ω・`)「誰にやられたんだよ」 (=´Д゚=)「…」 ギコは相変わらずだんまりを決め込んだままだ。 だがショボンには直感でそれとわかった。 (´・ω・`)「ラウンジの奴らか…」 全てがつながった。 少し冷静になったショボンの頭の中で、そういうことか、と全てがつながった。 (=´Д゚=)「…5人に囲まれちゃあな…」 ショボンはギコが殴り合いの喧嘩をする場面を何度か見てきた。 ギコは決して弱くはない。あの喧嘩っ早さは虚勢ではないのをショボンは知っていた。 (´・ω・`)「スタジオにいたやつらなんだろ?」 (=´Д゚=)「ショボンは何でもお見通しなんだな…」 ギコの痛々しい顔を見ているとだんだんと怒りが込み上げてきた。
793 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:35:07.80 ID:xGP7PP5Q0 (=´Д゚=)「…情けねぇなぁ…」 少し涙ぐむギコ。よほど悔しかったのだろう。 (´・ω・`)「…」 ショボンは何もいわずに部屋を去ろうとする。 (=´Д゚=)「おい…まさかやつらのとこに行くつもりじゃねぇだろうな!」 立ち止まるショボン。 (=´Д゚=)「これは俺自身の問題なんだ、変なマネしねーでくれ。       それに…お前もう喧嘩はできねーだろ…?」 (´・ω・`)「わかってるよ…俺はもうそういう事はやめたんだ」 (=´Д゚=)「だったらお前…」 (´・ω・`)「わかってる。親父にはこれ以上迷惑かけられないから」 (=´Д゚=)「…本当か?」
797 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:39:12.62 ID:xGP7PP5Q0 (´・ω・`)「うん…今日はスタジオで個人練習でもしてくるよ」 (=´Д゚=)「約束だぞ?」 (´・ω・`)「うん。あ、マターリ達も心配してたみたいだから、あいつらにはちゃんと事情を説明してあげなよ?」 (=´Д゚=)「…スタジオばっくれちまってごめんな」 (´・ω・`)「気にしないでいいよ。ケガが直ったら学校にきてね」 (=´Д゚=)「あぁ、いろいろわりぃな…」 (´・ω・`)「うん、じゃあまた連絡するね」 そういってショボンはギコの家を後にした。 バイクに再びまたがり今度はスタジオへと向かう。
806 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:46:35.72 ID:xGP7PP5Q0 (´・ω・`)「すいません、個人練習したいんですけど部屋空いてますか?」 ( ´・_・`)「はーい、ちょっと待ってくださいねー…えー、Dスタなら2時間空いてますねー」 (´・ω・`)「じゃあお願いします」 ( ´・_・`)「はい、じゃあカードをお願いしまーす」 ギコの家からスタジオへと着いたショボン。 暇な時間を見ては何度かショボンは個人練習にきていた。 カードを渡し、Dスタジオの中へと入る。 スティックはいつも鞄の中に持ち歩いていた。 (´・ω・`)「…あと1時間くらいかな」 時計をみながら呟く。 今は午後4時。 これからだんだんと高校生が増えてくる時間帯である事を ショボンは知っていた。 そして、誰が来るかも。
823 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 00:58:34.40 ID:xGP7PP5Q0 鞄の中から電子メトロノームを取り出しヘッドホンにつなぐ。 ショボンはいつもこうして正しいリズムを身につけていた。 Dスタジオの中にショボンのドラムの音が激しく鳴り響く。 一時間が経過した頃には、ショボンの着ているシャツが汗で滲んでいた。 (;´・ω・`)「・・・そろそろかな」 ショボンは電子メトロノームを操作し、ヘッドホンを耳からはずす。 二重扉を開け、受付前へと戻る。 自販機で飲み物を購入して椅子に座り、誰かを待っていた。 5分ほど経っただろうか。通路の奥から何人かの話し声と笑い声が聞こえる。 ( ・Д・)「明日も授業だりぃなぁ」 (´д`)「寝てるだけだろおめーはよー」 昨日のラウンジ生達だ。
830 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 01:02:10.55 ID:xGP7PP5Q0 ( ・Д・)「…!」 ショボンと目が合い、一瞬たじろぐラウンジ生達。 (´・ω・`)「やぁ」 ショボンからラウンジ生達に話し掛ける。 (´д`)「な…なんだよ」 ショボンがラウンジ生達に歩み寄る。 ( ・Д・)「お…おい、なんだよ」 動揺しはじめるラウンジ生達。
847 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 01:13:43.05 ID:xGP7PP5Q0 ショボンがラウンジ生達に近づいた次の瞬間       ∧_∧      _( ´・ω・)     ドゴォオオオ     /      )           _  / ∩  / ,イ 、  ノ/    ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _ | | / / |   ( 〈 ∵. ・(   〈__ >  ゛ 、_ | | | |  ヽ  ー=- ̄ ̄=_、  (/ , ´ノ \ | | | |   `iー__=―_ ;, / / / | |ニ(!、)   =_二__ ̄_=;, / / ,' ∪     /  /       /  /|  |      /  /       !、_/ /   〉     / _/             |_/     ヽ、_ヽ ショボンがいきなりラウンジ生の一人に蹴りをいれた
852 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/03/13(月) 01:16:29.74 ID:/pcKvoqf0 ちょwwwwトンファーwwwwwwwwwwwっうぇwwwww
855 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/03/13(月) 01:17:14.93 ID:/8zLUdzX0 トンファーキックwwwwwwwwwwww
857 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 01:18:25.20 ID:xGP7PP5Q0 ドガッシャアアン! 後ろへ激しく吹っ飛ぶラウンジ生 ( ;・Д・)「な、なにしやがんだいきなり!!!」 (´・ω・`)「ぶち殺すぞ」 ( ・Д・)「…!」 ぶち殺しのショボン。その異名は広く知れ渡っていた。 このセリフを聞いて無事だったものはいない… そのことからこの異名がついたのだった。 ( ・Д・)「…ちょ…俺らが何したっていうんだよ!」 (´・ω・`)「ぶち殺すぞ」 ( ・Д・)「ぐ…」
866 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 01:22:32.61 ID:xGP7PP5Q0 どこがトンファーなのよ!!! どこからどうみてもスティックじゃない!! 別にAA改変できなかったんじゃないんだからね!!!! あえてこのままの方がスティックっぽくみえるからそうしたんだからねッ!!!!
867 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/03/13(月) 01:23:01.18 ID:jSE0j6pX0 >>866 ごめんな。
872 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2006/03/13(月) 01:23:44.03 ID:05eUhO3pO 作者ツンデレ乙wwwwww
877 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 01:25:58.56 ID:xGP7PP5Q0 な、なに謝ってんのよ… 別に怒ってるんじゃないんだから…
890 名前: 作者 ◆EYDneFayJ2 投稿日: 2006/03/13(月) 01:30:20.81 ID:xGP7PP5Q0 すまんこ、テラネムスwwwwww 続き待たせてごめんよ。 明日も朝から仕事なんだ、夜にまた再開させてもらいまうす。 明日は今日よりいくらか早いと思う。 保守してくれた人、読んでくれてる人サンクス 絵師さんすばらしい絵をありがとう まとめの中の人もがんばってくだしあ んじゃまた。 ノシ
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